築19年の建て売り住宅を、エレベーター付き3階建てに建て替え
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19年前に30坪2階建ての建て売り住宅を購入。場所が住宅街の中でも交通量の多い沿道ということもあり、当時から車が通る騒音と振動は悩みの種だったというS様ご夫妻。それに加えて断熱性がほとんどなかったことや所々に老朽化が目立ち始めたことから、思い切って建て替えを決意されました。内装や間取りは主に奥様のアイデア、ご主人は外観の見た目にもこだわりたいというご夫妻の意向を取り入れながら、耐震、遮音、断熱への対策はもちろん、将来のことも考えてエレベーターも取り付けられた、立派な三階建ての住まいが完成しました。
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生活導線を一番に考えた間取り
「前の家では、洗濯機の場所と物干しが離れていたため、重い洗濯物を運ぶのがたいへんでした」と奥様。それを一気に解消したのが、洗濯機、物干し台、ウォークインクローゼットを一ヶ所に集めたレイアウトでした。別注で家具屋さんに依頼した長い洗面台では、取り込んですぐの場所で、乾いた洗濯物を畳んだり、アイロンがけをすることもできます。
【左】玄関から通路への奥行きをつくることで、広々としたスペースに
【右】洗濯機のある洗面所の隣がウォークインクローゼットと、効率的な家事導線
DIYで自分の好みの家づくりに。
【左】洗濯洗剤などを置くための棚は、奥様のDIYによるもの。「自分たちでできることは自分たちで」と、家の随所に手作りの箇所があります
【右】階段下を上手に使うことで、奥行きのある広いお手洗いに
【左】玄関を入って目に入るところの扉は、光が通るようにガラス入り
【右】家の中だけ一ヶ所だけ、強めの柄のあるクロスを選んでアクセントに
2階を一つのスペースにした、広々としたLDK
2階には扉をつけずに、広々とした一つのLDKとして使用しています。木のぬくもりが欲しいという想いから、床材も質感のあるものを選択。また窓枠のサッシの内側を白にしたことで、全体的な統一感も生まれました
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階段を上るとすぐにキッチン。4方向に窓があるので、一日中明るい光が差し込んでいます
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奥様が「意外によかった」と語る、キッチンの北側の小窓。棚は“ゆれガラス”による見せる収納です
愛犬とくつろぐ 木のぬくもり空間
【左】カウンター下の棚も家具屋さんへのオーダーメイド。奥行きは 15cmですが、2匹の愛犬の小物などすべてここに収まるので便利です
【右】2 匹の愛犬の小屋とトイレもリビングに。こちらの棚もオーダーメイドに。リビングの飾り棚には、模型や家族の写真、雑誌など。アンティークな雰囲気もオシャレ
【左】扉がないことで一体感のあるLDK。照明もすっきりしています
【右】家庭用エレベーターは、動いていることにも気づかないくらい静か
耐震、遮音、断熱への対策で静かで快適な暮らしに
耐震対策に、1階2階には10か所もの制震システムGVAを設置しました。
3 階はコテージ風のプライベートスペース
【左】階段を上るとすぐに寝室。
【右】空いた場所も収納スペースとして無駄なく活用されています
【左】お手洗いだけでなく洗面台があることで、身支度も整えられ便利
【右】障子タイプのロールスクリーンは、遮光性の高いものと低いものの二段階で調節が自由自在に。